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極めて幼稚な…

いつまでも生きていくなんて、そんなことはあり得ないので、人はいつ来るかわからない終わりのことをぼんやり想像したりします。

 想像したってわかるはずないのに、私たちは終わりというものがどんなものか、勝手に妄想し、勝手に納得するのでしょう。人生というものの終わり、生命というものの終わり。それを考えて何になるのでしょう。

寂しいだけです。いつくるかわからない恐怖に震えて眠るより、いっそのこと自分で好きなタイミングで終わらせてやろう。そんなことが頭に過ったり…。

考えても、考えても、答えはでないし、その過程には何の生産性もなく、極めてプリミティブなものであると言えます。幼稚な…。極めて、幼稚な…。

僕らは幼稚であります。僕らは大人である以前に人間であり、一つの生命体です。生命というものは幼稚で、脆く、とても儚いものであります。極めてプリミティブなことであることこそが本質ではないでしょうか。

人間、真理を求めて、何を得たのでしょう?

人間、正しさを求めて、何を得たのでしょう?

人間、高尚を求めて、何を得たのでしょう?

終わりを想像するというのは生命の一切がプリミティブであるということを認める行為なのです。それが正しくとも間違っていようとも…。