戯言

発狂する四月

のどかな陽光を浴びながら、荒んだこころは発狂する。 なにをしても嘘っぽく、 なにをしても本当から離れてゆく。 沈んだものは、浮かびはしない。 湖面に浮かぶ葉を下から眺めながら、ぼんやりと考える。 浮かぶには私のこころはあまりに重すぎる。 浮かぶ…

ベンチに座る

どこか知らない土地の原っぱなんか見えるベンチに腰をおろし、静かに笑っている僕の目には何が映っている? どこから来たのか、目の前を車が通りすぎ、子どもたちの陽気な声が聞こえてくる。 雲の動きに業を煮やした鳥たちは一斉に空を旋回し、草木はそれを…

きっと、誰かが見てくれていると思うのは間違いで、誰もあなたになんか興味ない。 あなたが誰かに何かを与えようと、誰もあなたに与えてはくれない。 あなたには価値がありますか? 誰かを愛し、誰かから愛される価値はありますか? ないでしょう? それなら…

目玉焼きにストローク

二十日鼠の身体をまさぐり終えると、私は24時発の電車に乗った。新橋から知らない土地へ。カモシカを撃った戦闘機のように、夜空の星を見上げると、星は笑い、私もつられて笑った。言わんこっちゃない。そんな目をするからネクタイが曲がり始めるんだ。流血…